ワクチン義務廃止法案可決 米搭乗便で下院、政権反対

バイデン米大統領(ロイター=共同)
バイデン米大統領(ロイター=共同)

米下院は8日、米国行き航空便の外国人搭乗客に新型コロナウイルスのワクチン接種を義務付けるのをやめる法案を賛成多数で可決した。ただ、接種を重視する民主党が多数派の上院で審議が進むかどうかは不明。バイデン政権は、接種義務化は「感染拡大防止に効果を上げてきた」として廃止に反対を表明している。

採決結果は賛成227、反対201。共和党に加えて民主党からも7人が賛成に回った。

バイデン政権は新型コロナ感染拡大に対処するための国家非常事態宣言を5月11日に解除する方針。接種義務化を継続するかどうかの判断は「科学的根拠に基づき下されるべきだ」と指摘し、今後検討していくとしている。(共同)

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