関空の12月の国際線旅客数79万人 コロナ前の4割に回復
関西3空港を運営する関西エアポートが25日発表した2022年12月の関西国際空港の国際線旅客数は、前年同月比26倍の79万1896人だった。うち外国人旅客数が約66万人と約84%を占めた。入国規制の緩和でインバウンド(訪日外国人)が増え、新型コロナウイルス禍前の2019年12月と比べた国際線旅客数は約4割の水準まで回復した。
関空、大阪国際(伊丹)空港、神戸空港の3空港を合わせた国内線旅客数は前年同月比28%増の204万505人。国の観光振興策「全国旅行支援」が寄与し、コロナ前の19年同月比で約9割にまで回復した。
2022年1年間の3空港の国内線旅客数は前年比77%増の1982万人で、19年と比べると約7割の水準。国際線旅客数は前年比9割増の235万人だが、19年比では91%減となっている。関西エアは「10月の規制緩和で国際線旅客数が本格的に戻ってきた」としている。
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