サッカー＝ロナルドのサウジ移籍、クラブや観光に利益＝専門家

［１８日　ロイター］ - サッカーのクリスティアノ・ロナルドがサウジアラビア１部アルナスルに加入したことを受け、サッカー経済専門家のニール・ジョイス氏がその経済効果に関する分析をまとめた。

ロナルドとアルナスルの契約は年間２億ユーロ（約２７７億円）以上と見積もられている。ジョイス氏はロイターに「ロナルド加入後のアルナスルのファンが増加したことは有名で、１０日間ほどで１００万人以下のファンが８００万人ほどになった」と述べた。

ジョイス氏は「クラブにとっては財政的なチャンスだ。８００万人にリーチできることを世界中のブランドに示すことで、すぐにでもスポンサーシップによる利益を得られる」とコメント。さらに「彼にはテレビ、エンターテインメント、ポップミュージックなどセレブの間にも多くのファンがいる。さらに、サウジの観光を宣伝することもできる」と話した。

また、ロナルドがサウジでプレーすることにより、「キャリアの後半に差し掛かった有名なスター選手たちが次々とやってくるだろう」と、先駆者の役割を果たすとも話した。