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コロナ3年 正常化への道<4>
東京駅近くの高層ビル「東京ミッドタウン八重洲」の39~45階に4月、伊高級宝飾品ブランド系列の「ブルガリホテル東京」が国内初進出する。宿泊費は日本で最高水準になる見通しで、国内外の富裕層獲得を狙う。
ビルを運営する三井不動産はホテル事業の収入がコロナ禍前の9割程度まで回復した。
国内は、コロナ後を見据えた高級ホテルの開業ラッシュだ。オリックスグループは2023年冬、全客室に露天風呂を備える高級旅館「
訪日観光客は19年に3188万人に達し、消費額は約4・8兆円と国内総生産(GDP)の約1%に上った。コロナ禍に伴う入国制限でこれがほぼ消えた。観光産業は宿泊、運輸、小売りなどと裾野が広く関連産業の従事者は500万人にのぼるとされ、幅広く打撃を受けた。
国際通貨基金(IMF)によると、各国の経済成長率はコロナ感染が拡大した20年に大きく落ち込んだが、米国やユーロ圏は翌21年に5%以上伸びる急反発をみせた。日本は1%台の成長にとどまり、回復過程で大きく出遅れた。
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