米ベインキャピタル、ヴァージン・オーストラリア再上場を検討

米ベインキャピタル、ヴァージン・オーストラリア再上場を検討
 1月16日、米プライベート・エクイティ(PE)ファンドのベインキャピタルは、豪航空2位ヴァージン・オーストラリアの再上場を検討していることを明らかにした。写真はヴァージン・オーストラリアの飛行機。シドニーで2020年3月撮影(2023年 ロイター/Loren Elliott )
[シドニー 16日 ロイター] - 米プライベート・エクイティ(PE)ファンドのベインキャピタルは16日、豪航空2位ヴァージン・オーストラリアの再上場を検討していることを明らかにした。国内航空市場は新型コロナウイルス禍の低迷から力強い回復を見せている。
世界的な金融市場の不透明感から昨年は資本市場の活動が大きく失速したが、ヴァージン・オーストラリアが再上場すれば豪市場で今年最大の新規株式公開(IPO)の一つとなる可能性が高い。
シドニーに拠点を置くベインのパートナー、マイク・マーフィー氏は、ヴァージン・オーストラリアの成長継続と長期的繁栄に向けた最善の方法を今後数カ月で検討すると表明。「同社の将来のIPOにおいてベインキャピタルは現時点で株式のかなりの部分を維持する意向だ」と述べた。
ベインは豪証券取引所にヴァージン・オーストラリアを再上場する最善の時期や構造について助言を求める方針を示したが、まだ決定は下されていないとも述べた。
ベインは2020年、任意管理手続きに入り経営破綻したヴァージン・オーストラリアを負債も含め35億豪ドル(24億5000万米ドル)で買収した。

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