ペルー抗議デモで観光予約キャンセル続出、業界に打撃=観光相

[リマ 5日 ロイター] - ペルーのエルグエロ貿易・観光相は4日、カスティジョ前大統領の罷免と拘束に反発するデモが観光を中心とする同国経済に打撃を与えていると述べた。
地元テレビのカナルNとのインタビューで、抗議デモ開始以来、今年上半期の旅行予約の最大60%がキャンセルされたと説明。「今年は観光が軌道に乗ると見込んでいたが、上半期は50─60%がキャンセルとなった」と語った。
12月7日のカスティジョ氏罷免を受けて始まった抗議行動では、道路封鎖に伴う事故などで数十人が死亡。抗議行動はクリスマス休暇の2週間を挟んで今月4日に再燃し、デモ参加者らはボルアルテ大統領の辞任と議会閉鎖、憲法改正、カスティジョ氏の解放を要求している。
エルグエロ氏は、政府が業界と協力して観光客の関心を取り戻すよう努めるとしている。
ホテル・レストランの業界団体による最新推計では、今年は350万人の観光客訪問が見込まれていた。

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