鹿児島・天文館に「変なホテル」15日開業 大浴場も
旅行大手のエイチ・アイ・エス子会社、HISホテルホールディングス(東京・港)は「変なホテル鹿児島 天文館」を、15日に鹿児島市中心部の天文館で開業する。フロントにホログラム(立体画像)によるチェックインシステムを導入するほか、最上階に大浴場を設置する。同社はロボットなど先進技術を使った「変なホテル」を国内外で展開している。
ホテルは鹿児島市電「天文館通電停」から徒歩1分の場所に立地する。地上12階建て、全90室の客室は約16~19平方メートルの広さで、スタンダードダブル、デラックスダブル、ツインの3タイプある。各室の定員は2人で、家族など4人で泊まる場合は部屋を行き来できるようにする。
料金は1室1泊素泊まり(税・サービス料込み)で、スタンダードダブルが6000円から、デラックスダブルは6750円から、ツインが7500円からなどとする。
最上階の12階には変なホテルとしては初めてとなる、大浴場と男性用サウナを設ける。ロビーには約1800冊そろえたマンガコーナーを設置し、宿泊客は部屋で読むことができる。2023年3月には1階に洋食レストランを設け、朝食の提供を始める予定だ。
繁華街にある立地の良さをアピールし、20~30代を主要顧客に観光客6割、ビジネス客4割の利用を見込む。稼働率は新型コロナウイルス禍前と同程度の水準である、80%以上を目指す。