福岡・大手門の福岡家裁跡、MICE誘致に活用へ
国有財産九州地方審議会は、福岡市内の旧福岡家庭裁判所の土地・建物について、二段階の一般競争入札を通じて売却することが適当だとの意見をまとめた。旧福岡家裁の活用については福岡市が10月、国際会議や展示会などMICEの推進に向け高級ホテルやオフィスになることが望ましいとの見解を表明済み。今後は市の見解に沿った提案を民間から集める見通しだ。
福岡家裁は2018年に福岡市中央区の大手門地区から六本松地区に移転した。大手門の土地はふくおかフィナンシャルグループ(FG)の本社ビルと道路を挟んで東に隣接。23年初めに専門家からなる審査委員会が市の見解に沿って開発条件を設定し、民間事業者の提案を募集する。審査を通過した事業者を対象に価格競争入札を実施し、24年初に落札者が決まる。
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