ソラシドエアの4~9月、営業赤字12億円 燃料費高騰
ソラシドエアが1日発表した2022年4~9月期の単独決算で、営業損益は12億円の赤字(前年同期は40億円の赤字)となった。原油高による燃料費の高騰などが響き、同期として3年連続で赤字となった。最終損益は税効果会計により5億6800万円の黒字(前年同期は17億円の赤字)だった。同日記者会見した高橋宏輔社長は「10月以降は(需要が)新型コロナウイルス感染拡大前の水準に回復している」と述べた。
旅客需要の回復を受け、売上高は前年同期比56%増の180億円となった。コロナ前の85%程度まで戻した。利用率は25.6ポイント上がって56.9%となった。夏場のコロナ感染拡大で回復ペースが鈍化し、台風による影響もあり、コロナ前の19年4~9月期の67.5%は下回った。営業費用は24%増の193億円となった。うち燃料費の増加分は16億円だった。
10月に設立したAIRDO(札幌市)との共同持ち株会社、リージョナルプラスウイングス(東京・大田)について、高橋氏は「同社を司令塔として、2社の協業について議論が進んでいる。旅客サービスや営業部門で一定の成果がでている」と話した。
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