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JR九州は30日、西九州新幹線(武雄温泉―長崎間、約66キロ)の開業2か月間(9月23日~11月22日)の利用者が約42万2000人に上ったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大前の2018年の在来線特急(諫早―長崎間)と比べ、5%増だった。同社は10月11日に「全国旅行支援」が始まったことや、水際対策緩和で外国人観光客が増えたことが要因と分析している。
同社によると、開業1か月目(9月23日~10月22日)の利用者は約19万8000人で、2か月目(10月23日~11月22日)は約22万4000人に増えた。九州新幹線・博多―熊本間の9月23日~11月22日の利用者数は、コロナ前との比較で78%だったのに対し、西九州新幹線は105%だった。
記者会見した古宮洋二社長は「開業をきっかけに西九州エリアが注目され、多くの人が訪れている。開業効果を長続きさせたい」と述べた。今後、沿線住民の通勤、通学の利便性向上のために、ダイヤの見直しを検討する考えも示した。