リゾートトラスト純利益2.6倍に 23年3月期予想引き上げ
リゾートトラストは9日、2023年3月期の連結純利益が前期比2.6倍の150億円になりそうだと発表した。これまでの予想を42億円引き上げた。会員制ホテルの利用が好調で、都度支払う宿泊費やレストランの売り上げが伸び、ホテル売却に伴う特別利益も膨らんだ。売上高見通しは55億円上方修正して6%増の1665億円を目指す。
同日発表した22年4~9月期の連結決算は売上高は前年同期比10%増の840億円だった。純利益は2.2倍の121億円。ホテルの稼働率は新型コロナウイルス禍前の19年を超える月も多く、同事業の売上高は27%増の437億円だった。伏見有貴社長は記者会見で「コロナ禍での潜在的なニーズがここになって表れてきた。利用頻度が高い法人会員が特に増えている」と説明した。