沖縄の観光拠点となっている「沖縄美ら海水族館」(本部町)は1日、開館20周年を迎え、記念セレモニーが開かれた。雨の中、約40人が開館前から列を作り、水族館で人気のジンベエザメをかたどったパンの記念品が配られると、来館者は顔をほころばせていた。
2002年に開館した美ら海水族館は、これまで国内外の5400万人以上が来場。「沖縄の海」をテーマに約680種の生き物を飼育し、サンゴ礁から深海まで、水槽で再現している。
巨大水槽「黒潮の海」では、世界最長飼育記録を更新しているジンベエザメ「ジンタ」や、世界初の繁殖に成功したナンヨウマンタが泳ぐ姿が見られる。研究機関として、謎に包まれた生き物の生態解明なども積極的に進めている。