宿泊予約システムの障害続く　予約重複も　全国旅行支援が影響

　全国約5100のホテルや旅館が利用する予約・料金管理システム「TL―リンカーン」で障害が起き、システムを利用するホテルなどで複数の予約の重複が起きていることが13日、分かった。運営会社によると政府の旅行需要喚起策「全国旅行支援」で予約が殺到したことが原因という。障害は2日以上続いており、13日午後時点でも復旧のめどは立っていないという。

　システムを運営する「シーナッツ」（東京都）によると、障害は11日午前9時ごろ発生。システムを利用する宿泊施設や旅行会社のサイトに予約が殺到し、通常の処理能力を超えたという。