英ヒースロー空港、今冬は需要減の恐れ 経済悪化やコロナ再拡大で

英ヒースロー空港、今冬は需要減の恐れ 経済悪化やコロナ再拡大で
10月11日、英最大のヒースロー空港は、今冬の航空機需要が減少する可能性があるとの見通しを示した。同空港で6月撮影(2022年 ロイター/Henry Nicholls)
[ロンドン 11日 ロイター] - 英最大のヒースロー空港は11日、今冬の航空機需要が減少する可能性があるとの見通しを示した。景気の悪化や新型コロナウイルスの再拡大、ウクライナ情勢の激化を理由に挙げた。
需要が減少すればここ6カ月のコロナ禍からの回復に水を差す形となり、航空業界には痛手となる。
クリスマスの時期は需要が高まると予測するものの、見通しは不透明としている。インフレの加速や家計費の増加で、英国人は余暇への支出抑制を余儀なくされるとみられている。
9月のヒースロー空港利用者は580万人で、2019年の水準を15%下回った。
ヒースロー空港のジョン・ホランド・ケイ最高経営責任者(CEO)は文書で、「多くの経済的逆風やコロナ禍の余波に直面しているが、われわれの目標は輸送能力いっぱいまで回復することだ」と述べた。

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