ANA・JAL 、ソウル線増便 運航規制緩和で
全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は11日、10~11月に羽田―ソウル(金浦)線を増便するとそれぞれ発表した。JALは10月30日、ANAは11月16日に現在の1日1往復から2往復に増やす。便数の制限緩和について日韓両国の政府が合意したため。日本の水際対策の緩和などで回復するビジネスや観光の需要に応える。
両社とも新型コロナウイルス禍以前は羽田―金浦線を1日に3往復運航していた。JALは11月末までは1日2往復体制での運航を決め、12月以降のスケジュールは調整中としている。ANAは2023年3月25日まで1日2往復とする計画だという。同社は10月26日から成田―大連線を再開し、成田発着の青島線と杭州線も10月下旬から増便することもあわせて発表した。
日本政府が11日に1日あたりの入国者数の上限を撤廃し、韓国などからの短期滞在者向けの査証(ビザ)免除措置も再開したことで国際線の需要は回復する見込みだ。中国では政府が「ゼロコロナ」政策を掲げて厳しい制限を続けているが、ビジネスなどの需要の回復を見込んで運航規模を引き上げる。
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