マカオ、中国本土から団体観光客受け入れ再開へ カジノ株が急伸

マカオ、11月に中国本土からの団体客受け入れ目指す=行政長官
 マカオの賀一誠行政長官は9月24日、今年11月に中国本土からの団体観光客を約3年ぶりに受け入れることを目指していると明らかにした。2015年10月、マカオタワーから撮影(2022年 ロイター/Bobby Yip)
[香港 26日 ロイター] - 香港株式市場に上場するマカオのカジノ株が急伸している。マカオ政府トップが中国本土からの団体観光客受け入れ再開を表明したことを受けた。
マカオの賀一誠行政長官は24日、今年11月に中国本土からの団体観光客を約3年ぶりに受け入れることを目指していると明らかにした。
マカオは2020年以来、新型コロナウイルス関連で入境を含め厳しい規制を実施。カジノ産業に大きな影響が生じていた。中国本土からの団体観光客は、カジノ部門の主要な利用者。
アナリストによると、再開は来年初めと予想されていたため、今回の発表は予想より早かった。本土の賭博愛好家はカジノ総収入の約9割を占めている。
サンズ・チャイナは13%以上上昇し、ウィン・マカオは7%上昇、ギャラクシー・エンターテイメントは10%上昇し、SJMとMGMチャイナはそれぞれ8%上昇した。

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