マリオット新本社ビル、米首都近郊に竣工 CEO「出社促す」

マリオット新本社ビル、米首都近郊に竣工 CEO「出社促す」
 9月19日、米ホテルチェーン大手マリオット・インターナショナルは、首都ワシントン近郊に建設された本社の高層ビル(総工費6億ドル)の竣工式を行った。写真は浙江省の杭州にあるマリオットホテル。2018年1月撮影(2022年 ロイター)
[ベセスダ(米メリーランド州) 19日 ロイター] - 米ホテルチェーン大手マリオット・インターナショナルは19日、首都ワシントン近郊に建設された本社の高層ビル(総工費6億ドル)の竣工式を行った。2年以上にわたり大半が在宅勤務となっていた従業員の復帰を促すと期待している。
同社のアンソニー・カプアーノ最高経営責任者(CEO)はロイターに、従業員はオフィス復帰したくなるだろうとし、「人々は交流を望んでおり、(出社を)さほど強く呼び掛ける必要があるかは分からない」と述べた。
新本社は21階建てで、広さ約1000平方メートルの託児施設のほか、180の会議室、高級カフェテリア、実験室などがある。
カプアーノ氏は、従業員は出社を義務付けられないとしながらも、「会社としては週に数日は会議以外の目的でもここに来るよう促している」と述べた。新本社ビルは3500人前後の従業員を収容可能。
同氏によると、現在は通常の営業日に1000人超がオフィスで勤務し、大半のワークステーションが共用式。従業員は類似の業務を行う同僚の近くにアプリでデスクを予約し、ロッカーを使用できるという。

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