サービス最低限でも座席快適 運賃抑えたジップエアのフラット席人気

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180度倒れるジップエアのフルフラット席を体験する子ども=千葉県成田市の成田空港で2022年7月25日、中村宰和撮影
180度倒れるジップエアのフルフラット席を体験する子ども=千葉県成田市の成田空港で2022年7月25日、中村宰和撮影

 成田空港を拠点とする日本航空傘下の格安航空会社(LCC)「ZIPAIR Tokyo(ジップエア トーキョー)」の上位シートが人気だ。機内の無料サービスなどを省いて座席の快適性に特化し、運賃を大幅に抑えた。「安く利用できればサービスは最低限でいい」と割り切る旅客らに支持され、成田―米ハワイ・ホノルル線では9月末まで平均予約率が9割を超えている。

 ジップエアのビジネスクラスに相当するシートは「フルフラット」と呼ばれ、座席が広く、180度のリクライニング機能を備える。大手のビジネスクラスと違い、空港のラウンジを無料で利用できず、機内で食事や飲み物、毛布などを希望する場合は有料になるが、運賃は3分の1~2分の1程度で済む。7月にホノルル線を利用した千葉県八千代市の山崎郁実さん(26)は「航空券代が安くなったので、高級ホテルに泊まり、豪華でおい…

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