JTB、日本の伝統工芸品を米国向けに ECで販売
JTBの米国子会社は、米国向けに日本の伝統工芸品の電子商取引(EC)販売を始めた。東京や京都など人気の観光地の産品を中心に販売する。新型コロナウイルス禍の影響を受けた旅行業を補う新規事業として育てつつ、将来の観光客の呼び込みにつなげたい考えだ。今後カナダやブラジルでのサービス提供も見据える。
イグサのヨガマットや鬼瓦のティッシュケースといった伝統工芸品にデザイン性を持たせた商品など約1200種類の商品の販売を始めた。協業する日本の伝統工芸を支援するKAZAANA(カザアナ、東京・中央)が日本国内で商品を仕入れ、発送する。
JTBはコロナ禍での旅行需要の落ち込みを踏まえ、新規事業への取り組みを加速させている。海外子会社ではハワイの土産物を日本向けに販売する越境ECサイト「My Gift Hawaii(マイギフトハワイ)」を2020年12月に立ち上げるなどしてきた。
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