旅博2013、来場者が13万人突破、需要好転に期待

  • 2013年9月17日

 JATA旅博2013が9月12日から15日にかけて東京ビッグサイトで開催された。昨年までは「旅博・国際観光フォーラム」としていた名称を「旅博」に統一し、会議棟を借りずに展示棟のホールを2つから3つに増やして会場を拡大、旅行商品の販売も認めるなど、変化を見せた同イベント。昨年初めて12万人を超えた来場者数は、台風の接近にも関わらず13日から15日までで13万1058名となり、過去最高を更新した。

 一般日の14日と15日には、過去最高の更新を感じさせる数多くの来場者が詰めかけ、広くなったはずの会場が例年並み、あるいは例年以上に混雑しているように感じるほどの盛況ぶり。特に、旅行離れをしているとされる若年層の姿も多く目立ち、東京オリンピック決定や景気の回復傾向が作用したのか、旅への意欲の盛り上がりを感じさせる会場内であった。

 業界および消費者向け展示会、国際観光フォーラム、国際商談会、顕彰事業を統合した今年の「旅博」のうち、展示会としての会場内の様子を写真で紹介する。

  • 前夜祭では増上寺をユニークベニューとして使用し、世界に向けて日本のMICEの可能性をアピール。終盤は阿波踊りで来場者も巻き込み盛り上げた

    前夜祭

  • 例年に増して混み合っていた印象。来場者数(速報値)は13万人を超え過去最高に

    入場待機列

  • JTBグループでは、JTBメディアリテーリングも単体で出展

    JTB旅物語

  • 今年は新エリア「旅博市場」でパッケージツアーの販売を実施。HISのブースでは会場限定の特別商品やタイムセールもおこなった

    HIS

  • アエロフロート・ロシア航空(SU)ブースでは人気キャラクター「チェブラーシカ」のきぐるみが登場

    アエロフロート

  • ルフトハンザ・ドイツ航空、オーストリア航空、スイス・インターナショナル・エアラインズ3社合同で、全日空の路線を含むジョイントベンチャー路線の就航地をアピールするゲーム。就航地にボールが入れば景品をプレゼント

    スターアライアンス

  • メルコスール観光局では、2014年のブラジルワールドカップをアピール。左端には公式キャラクターも

    メルコスール

  • スリランカのブースでは、本国から船便で輸送した3体のゾウの模型を展示。写真撮影スポットとなっていた

    スリランカ

  • 今年の出展コマ数は1353コマで過去最高。会場が拡大したためスペースに余裕が出たはずだが、どこも大変な混み具合。

    会場の様子

  • ハワイは今年も大きなブースを設置。写真はミスハワイとの記念撮影会

    ハワイ

  • ブランドUSAブース内には、デンバー・コロンブスのチアリーダーの姿が

    ブランドUSA

  • ヨーロッパスクエアの中心のセミナースペースでは、「オフシーズンにこそ旅していただきたいヨーロッパの魅力」をテーマに、旅行会社や政府観光局がプレゼンテーションを実施

    チーム・ヨーロッパ

  • 会場内のブースでは物販を実施しているところも。写真はハンガリーで、トカイワインやフォアグラなどの名産品を販売

    ハンガリー

  • エジプトのブースでは、伝統的な民族舞踊を披露。エジプトへのメッセージを壁に貼るコーナーもあり、混乱が続くエジプトへの応援のコメントが数多く集まっていた

    エジプト

  • 南アフリカ観光局では、局長自らワインの魅力をセミナーで紹介

    南アフリカ

  • 韓国ブースで開催されていたセミナー。需要減少が指摘されているが、沢山の人々が参加していた

    韓国

  • JATAのチャリティオークションも賑わっていた。スポーツ選手のサイン入りグッズなども

    チャリティオークション

  • 東北各地からも出展し、常に人を集めていた。ステージイベントなども

    福島ブース

  • ウィラーエクスプレスは宇宙ツアーを体験できるバス「STAR FIGHTER」を展示

    ウィラーエクスプレス

  • 国内外の料理が提供され、どこも大人気。長蛇の列で購入を断念した人も

    飲食コーナー