探検船のイメージを裏切るオリオンII、神戸に初寄港

  • 2011年9月2日

 7月28日、神戸港に初寄港したORION II(オリオンII)は、オーストラリアのオリオン・エクスペディション・クルーズが運航する探検船だ。“探検”という言葉からもわかるように、その土地の野生動物や自然の植物、世界遺産など、知的好奇心をくすぐるコースを用意している。一方、船内はこれから探検に行くことを忘れてしまうくらい落ち着いた雰囲気だ。大型船にあるような大型プールやショッピングエリアなどはないものの、寄港地での冒険を楽しむコース自体がエンターテインメントだからこそ必要ない。船内ではゆったりと寛げるようになっている。アジア地域を運航し、2012年は日本発着、寄港を含むクルーズを予定している。 ,

取材協力:オリオン・エクスペディション・クルーズ日本地区販売代理店ジェイバ
取材:本誌 秦野絵里香

  • 総トン数4077トン、客室数50室とこじんまりしたシップ。ソディアックボートを6隻、カヤックを10隻搭載している

    神戸港に初寄港したオリオンII

  • デッキ5の青いパラソルのエリアはサンデッキ・アウトドア・カフェ。朝食と昼食をビュッフェスタイルで提供する

    サンデッキ・アウトドア・カフェ

  • 神戸に到着し、クルーと握手する人や抱き合って別れを惜しむ乗客も。老夫婦や小さい子供のいる家族の姿も見られた

    神戸に到着した乗客

  • 船内に入るとこぢんまりとしたレセプションが。日本人形などが飾られ、これまでの航路に思いをめぐらすこともできる

    レセプション

  • 100人が同時に食事することができる。基本的に全席自由席なので、毎日違う顔ぶれと食事するのも楽しい

    レストラン

  • 北海道産の牛肉を使ったメニュー。非常に柔らかく繊細な味で好評だった

    ダイニング・メニュー

  • Aオーシャンスイートは広さ25平方メートル。ソファ、テレビ、ダブルベッドを備えている

    Aオーシャンスイート

  • Aオーシャンスイートには他のカテゴリーにはないウォークインクローゼットを設置

    ウォークインクローゼット

  • アメニティはロクシタンで統一。バスタブがないため客室内は全てシャワールームのみ。トイレとシャワールームは度の客室も同じ広さ

    トイレとシャワールーム

  • いつでも探検に出向けそうなカジュアルなユニフォームが親しみやすい。定員100人の乗客に対しクルーは68人。ひとりひとりの乗客に対してきめ細かいサービスが自慢。挨拶や食事などの場面で、簡単な日本語であれば対応できるクルーも

    フレンドリーなクルー

  • レセプションを右手に進むと図書室のノーティラスクラブがある。夜は毎日違う曲のピアノ演奏などをしており、リラックスできるスペースだ。パソコンスペースや書棚の本を読むこともできる

    ノーティラスクラブ/図書室

  • 船内で最も良い客室、ペントハウス・スイートは広さ24平方メートル。バルコニーもあり、いつでも海風を感じたり、寄港地を眺めたりできる。シャンパンやフルーツなども用意してくれる

    ペントハウス・スイート

  • ブルーを基調とするパラソルとデッキチェアが爽やか。天気の良い日は海の上で日光浴も。サンデッキの中心にはジャグジーも付いている

    サンデッキ

  • ジムには自転車運動に似たエクササイズができるクロストレーナーやランニングマシーンなど4台のマシンを用意しており、窓の外に広がる海を眺めながら運動できる

    ジム

  • ピアノ演奏などを楽しむラウンジ。スクリーンも備えつけているのでセミナーなども開催できる

    ラウンジ/レクチャーホール