各地で輝きを放つスイスのクリスマスマーケット

  • 2010年12月17日

 ヨーロッパの冬の風物詩ともいえるクリスマスマーケット。もちろん、スイスでも各地で開催される。スイスのクリスマスマーケットを訪れるツアーは、先行するドイツやフランスのツアーほど多くは造成されていないが、スイスは国内交通の利便性をいかしたクリスマスマーケット巡りが魅力。道中は鉄道からの風景や車内での食事のなどの楽しみもある。12月1日から実施されたスイス研修旅行で体験した、クリスマスの輝きを放つスイス3都市の今の様子をフォトレポートする。


取材協力:スイス政府観光局、レイルヨーロッパ
取材:戸谷美津子


▽チューリッヒ-ヨーロッパ最大のインドアマーケット(No.1~5)
チューリッヒのクリスマスマーケットは、ヨーロッパ最大のインドアマーケット。会場となる中央駅の構内には、高さ15メートルのスワロフスキーのクリスマスツリーが、美しい輝きを放っている。

▽インターラーケン-2日間限定の冬のお祭り(No.6~10)
国際観光都市インターラーケンでは、毎年12月の第1土曜日・日曜日の2日間にマーケットが立ち、1万人が集まる。800メートルの道沿いに約200店が並び、マーケット全体が大きなお祭りのように華やいでいる。

▽モントルー-屋根付き市場でクリスマスの食を堪能(No.11~15)
フランス語圏のモントルーのマーケットには、隣国のドイツ、フランス、イタリアから約40万人の観光客が訪れる。近くには仮設のフォンデュ・レストランがオープン。冷えた体を熱々のフォンデュで温めるのも、冬ならではの旅の楽しみだ。

  • チューリッヒ中央駅のクリスマスマーケットは、屋内のものとしてはヨーロッパ最大。150から160の店が並ぶ

    No.1 チューリッヒ中央駅

  • スワロフスキーのツリーには、5000から6000ものオーナメントが飾られ、美しい輝きを放っている

    No.2 スワロフスキーのツリー

  • 色どりが美しいキャンドルスタンド。会場には手作りのグッズや地元の食材の店のほか、国際都市にふさわしくチャイナドレスやカレーの店といった国際的なものも

    No.3 キャンドルスタンド

  • ブースの屋根の上に設置された、大きなオーナメント。このほか、絵本の読み聞かせや人形劇など子供が楽しめる催しも充実している

    No.4 大オーナメント

  • 街のイルミネーションはシックな雰囲気。デパート『グローブス』前では、聖歌隊がクリスマスツリーの飾りになって歌う「シンギングツリー」が立ち、その可愛らしさに魅了される

    No.5 街のイルミネーション

  • インターラーケンのマーケットは、800メートルの道沿いにところせましと店が立つ

    No.6 マーケット風景

  • 地元産のチーズやワイン、蜂蜜などをはじめ、オーナメントや木彫りの動物、手作りのリースなど、生活観を感じる物が多い

    No.7 名物の牛の置物

  • ちょっとおしゃれな手作りの花飾りも

    No.8 手作りの花飾り

  • スイスの冬の風物詩、焼き栗屋さん。マーケットでは甘栗やウインナをほお張りながら談笑する人々でいっぱい

    No.9 焼き栗屋

  • ライブ演奏や子供たちを乗せたメリーゴーランドが回り、マーケット全体が大きなお祭りのように華やいでいる

    No.10 メリーゴーランド

  • モントルーでは、シャレーと呼ばれる山小屋風の屋台が特徴。レマン湖のほとりと目抜き通りを中心に約200店が並ぶ

    No.11 シャレー風の屋台が並ぶ

  • 食料品から手工芸品、アンティークショップまでバラエティに富んだ品々が美しいディスプレイで並び、垢抜けた雰囲気

    No.12 垢抜けた雰囲気

  • モントルーではクリスマスのグルメも魅力のひとつ。屋根付き市場「マルシェ・クヴェール」では、人々が名物の大鍋料理やラクレット、スープなどを楽しんでいる

    No.13 名物の大鍋料理

  • その場で作ったできたてのジャムを瓶につめて売る店も

    No.14 手作りジャムの店

  • モントルー駅から登山列車で約1時間で標高2000メートルの「ロッシュ・ド・ネ」に到着。幻想的なトンネルを抜けると「サンタクロースの家」があり、サンタクロースが笑顔で迎えてくれる

    No.15 サンタクロースの家