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小笠原海運、「おがさわら丸」新造船を公開、定員16%増で新クラスも

  • 2016年7月21日

 小笠原海運はこのほど、東京の竹芝桟橋で報道関係者などを対象に、7月2日から運航を開始した3代目「おがさわら丸」の内覧会を実施した。新造船は定員をこれまでの16.3%増となる894名に拡大したほか、新たな客室カテゴリとして2段ベッドを用いた「2等寝台」を設定。また、運航速度を高めて、これまでは25時間30分を要していた片道の運航時間を、24時間に短縮した。今回は船内の様子を写真で紹介する。

  • 竹芝桟橋に停泊中の3代目「おがさわら丸」。総トン数は2代目から64.7%増となる1万1035トン

    外観

  • 軽食などを提供するラウンジ「Haha-jima」からの眺め。出発時にはレインボーブリッジやお台場などが一望できる

    展望ラウンジからの眺め

  • エントランス付近には案内所が。利用者は船内での過ごし方について、気軽に相談ができる

    船内案内所

  • 新設した2等寝台は全260床。大手旅行会社のツアーでも多く利用されている

    2等寝台(エコノミーベッド)

  • カーテンを閉めてプライバシーを保つことができる。同カテゴリには女性専用ルームもある

    2等寝台(エコノミーベッド)

  • 特2等寝台は、上段または下段のいずれかにベッドを設置。全178床で全床にコンセント、テレビ、網棚を備えている

    特2等寝台(プレミアムベッド)

  • シングルベッドを2台配した1等室は、全39室を用意。全身鏡やテレビ、電気ポットも提供する

    1等室(スタンダード)

  • 1等室には洋室39室のほかに、4名定員でベッドを置かない3室も用意。急病人が発生した際に使用する

    1等室(スタンダード)

  • 特1等室の定員は1室3名で、シングルベッド2台とソファベッド1台。客室数は24室で、各室にテレビや冷蔵庫、空気清浄機などを用意した

    特1等室(デラックス)

  • 特1等室以上のカテゴリには各室にバスとトイレを完備。シャンプーなどのアメニティも備えている

    特1等室(デラックス)

  • 最上級カテゴリの特等室。定員は1室2名で、全4室を設けた。各室にバス、トイレ、テレビ、冷蔵庫、空気清浄機を備えている

    特等室(スイート)

  • 特等室のアメニティ。タオルや歯ブラシ、ヘアブラシなどを用意した

    特等室(スイート)のアメニティ

  • 特等室利用者の専用ラウンジ。マッサージチェアやドリンクサーバー、水素水給水器も用意した

    特等専用ラウンジ

  • 全134席のレストラン。入口には食券機を設置し、ラーメンやカレーライスなどを販売する

    レストラン「Chichi-jima」

  • 船内の「3デッキ」と「7デッキ」に喫煙室を用意。3デッキの喫煙室の隣には、自動販売機コーナーも設けた

    喫煙所

  • 「4デッキ」には多目的トイレも。おむつの交換台やシャワーもある

    多目的トイレ

  • 車いす利用者や要介助者を対象とした多目的ルーム。テレビも備えた

    多目的ルーム

  • 「4デッキ」にはキッズルームを設けた。小笠原諸島行きの船らしく、壁にはクジラが描かれている。隣には授乳室もある

    キッズルーム

  • ペットを預けられる「ペットルーム」は、「大型犬」「小型犬」「犬以外の動物」の3部屋に区分。写真は大型犬用のケージ

    ペットルーム

  • エントランス付近には衛星電話を用意。また、有料の冷蔵ロッカーも設置した

    衛星電話