キャリチャ

ダーウィンからカカドゥへ、野生動物と人類が共存した太古の自然

  • 2012年12月13日
  • Travel vision編集部

 広大な国土のオーストラリアは、日本ではまだあまり知られてない旅行先が多くある。北部の熱帯都市、ダーウィンを基点にした旅もそのひとつ。特に、ハイライトとなる世界複合遺産のカカドゥ国立公園は、大自然の景観美と多様な野生生物、そしてその中で生きてきた先住民の文化遺跡が残る、見ごたえの多いデスティネーションだ。また、ダーウィンは現在、エネルギー開発を背景に経済的に勢いがあり、街の再開発が進んでいる。今回は、カカドゥ国立公園とダーウィンの街の様子を写真にまとめた。

取材協力:ノーザンテリトリー政府観光局

  • カカドゥ国立公園は3つの大河を中心に湿地帯や渓谷が広がる。1600種以上の植物が植生し、ワニやワラビー、バッファローなど多種多様な野生動物が生息する。ダーウィンから車で3時間弱で大自然の懐に入る

    カカドゥ国立公園入り口

  • ダーウィンからのドライブ中にもさまざまな動植物が見られる。今回はドライバーが目敏くエリマキトカゲを発見。下車してゆっくり近づくと、あのおなじみの姿で逃げていった

    エリマキトカゲ

  • バードウォッチャー垂涎の大湿原、マムカラウェットランド。乾季のみ入場可能で、特に乾季の終わりは水場が少なくなるため、多くの鳥が集まる。カカドゥにはオーストラリアで見られる3分の1、約280種の鳥類が棲むという

    マムカラウェットランド

  • カカドゥ観光のハイライトのひとつ、イエローウォータークルーズ。雄大な湿地帯を50名乗りのボートで進む。世界最大級のイリエワニが姿を見せると、船上が盛り上がる

    イエローウォータークルーズ

  • ワニのほかにも、水際の潅木で休む大型の鳥ジャビルやヘビウ、野生化した馬、ワラビーなどが見られる。今回はサンセットクルーズに乗船したため、涼しくなった夕方にえさを求めて活発に動く動物の姿が印象的だった

    イエローウォータークルーズ

  • 水面を彩るピンクのハスや水際の潅木で休む青やオレンジのカワセミなど、自然の色彩も美しい

    イエローウォータークルーズ

  • カカドゥのもうひとつの見ものが、ロックアート。文字を持たなかったアボリジニが生活に必要な知識や教えを伝えるために描いたもので、公園内には5000ヶ所以上の壁画が残るポイントがあるという。これはノーランジーロックにあるナマルゴン(雷の神様)の絵

    アボリジニのロックアート

  • ロックアートは赤や白、黒、黄色などの色で描かれているが、すべて鉱石など自然のものから作られた。それぞれの絵のそばには、鉱石を砕いて色を作ったという10センチほどの丸い窪みのある岩が残っている

    ロックアートの顔料

  • ロックアートは激しい雨が降る雨季、猟などの仕事ができないときに描かれたため、雨宿りができるような岩窟に残っている。岩窟の奥の岩がぬれているように光っているのは、人の脂。アボリジニがそこに座って生活していた姿がほうふつとされる

    大自然に残る生活の跡

  • ロックアートが残るポイントのウビルにはカカドゥウを見下ろせる岩山がある。遠くに見える岩山の向こうは、今もアボリジニが伝統を守って暮らしているエリア、アーネムランドだという

    ウビルの眺望

  • ウビルのトレイルでグリーンアンツの巣を発見。「森のビタミンC」といわれる蟻で、お尻の辺りの分泌液を舐めると、レモンのような酸味があるという。アボリジニの貴重なビタミン源のひとつ

    グリーンアンツ

  • ダーウィンとカカドゥのちょうど間にあるハイウェイのロードハウス。ツアーではここでトイレ休憩を。宿泊施設や大勢で食事が食べられるスペースもある

    バークハット・イン

  • ダーウィンは人口12万8000人。ノーザンテリトリーの州都だが、こじんまりとした規模で、散策しやすい

    ダーウィン

  • ダーウィン観光の人気アトラクション、クロコザウルス・コーブ。5メートル超のワニの餌付けは迫力満点

    クロコザウルス・コーブ

  • 戦争博物館の敷地に今年オープンした戦争資料館は、今、ダーウィンでは注目のスポットだという。映像やタッチパネルなどで戦争の歴史を紹介しており、ダーウィンにかかわった日本人兵士のエピソードも知ることができる

    戦争資料館

  • 熱帯都市、ダーウィンらしい場所のひとつ、植物園。さまざまな種類のヤシのほか、世界の熱帯の植物が集められている

    ダーウィン・ボタニックガーデン

  • エネルギー開発が進むダーウィンは、オーストラリアの中でも経済的に勢いのある都市だという。雇用も多く、人口が増加。ウォーターフロントやカランベイなど、ホテルやリゾートマンション、レストランなどが並ぶ新エリアも開発された

    ウォーターフロントのレストラン

  • カジノやゴルフ場を有するホテル、スカイシティに今夏、リゾート棟がオープン。本物の砂を入れた人工ビーチのプールもあり、1階の客室からはそのままプールに入れる

    スカイシティ

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