BA親会社、7月以降の旅客回復を予想 第1四半期は赤字

[ロンドン 7日 ロイター] - 英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)を傘下に置くIAGは7日、旅客が7月以降に回復するとの見通しを示した。
第2・四半期の運航能力は、新型コロナウイルス流行前の25%と、第1・四半期の19.6%から小幅な増加にとどまる見通し。
7月以降の運航本数の見通しは示さなかったが、その時期にはしっかりとした回復が見られるだろうとしている。
同社が発表した第1・四半期決算は、営業赤字(特別項目計上前)が11億4000万ユーロ。市場予想は11億7000万ユーロだった。
同社の株価は0.7%上昇。年初から30%値上がりしている。
グッドバディーのアナリスト、マーク・シンプソン氏は「堅調な決算だった。夏に向けて回復が始まると指摘した」と述べた。
IAGは、新型コロナを巡る不透明感を踏まえると、2021年の業績予想は示せないと表明した。

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