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復興庁、東北の観光復興で提言、スノーリゾート化など

  • 2016年4月21日

 復興庁が東北の観光復興の推進を目的として設置した有識者会議「東北観光アドバイザー会議」はこのほど、提言を取りまとめた。政府がこのほど策定した「明日の日本を支える観光ビジョン」で新たな数値目標を掲げたことや、今年を「東北観光復興元年」と位置づけたことなどを受け、今後の東北地方の観光復興の方向性を示したもの。政府の16年度予算における観光復興関連予算額は約50億円で、前年比約10倍に拡充されている。

 同会議は昨年12月に設置されたもので、座長には前観光庁長官で現国土交通省参与の久保成人氏が就任。そのほかには日本旅行業協会(JATA)会長の田川博己氏、星野リゾート代表取締役社長の星野佳路氏などが委員として名を連ねた。今年1月からの議論を踏まえて、提言では「東北のブランドイメージの創出」「仙台空港を中心としたゲートウェイ機能強化」「風評被害など震災の影響の払拭」など8つテーマを示している。

 このうち「東北のブランドイメージの創出」では、訪日外国人旅行者に人気の高いニセコや白馬に並ぶ「第3のスノーリゾート」として東北ののブランド化をはかることを提案。「仙台空港を中心としたゲートウェイ機能強化」では仙台のLCC拠点化や、函館および首都圏空港を結ぶルートの構築などが盛り込まれた。「風評被害など震災の影響の払拭」については、粘り強い情報発信に加えて、風評被害が強く残る福島への教育旅行を強化することなどを掲げた。

 これらの動きを受けて日本政府観光局(JNTO)は、5月下旬に開催される伊勢志摩サミットにあわせて、CNNでテレビCMを世界に向けて放映する予定。また、CNNのウェブサイトでも東北の文化や歴史、観光スポット、祭りなどの情報を外国人目線で発信する。

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