茨城・鹿島セントラルホテル売却へ 米ファンドが交渉権
茨城県と鹿島都市開発は、鹿島セントラルホテル(同県神栖市)の民間売却を巡り、米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループの日本法人とグループ子会社のマイステイズ・ホテル・マネジメント(東京・港)を優先交渉権者に決めた。
売却額は22億円。売却対象は県が所有する土地、第三セクターの鹿島都市開発が持つホテルの建物やホテル・不動産部門の営業権など。フォートレス側の提案によると、ホテルの名称に鹿島セントラルを残し、新館を「アートホテル鹿島セントラル」、本館を「フレックステイイン鹿島セントラル」とする。10月1日に営業を始める。
10月以降は営業を続けながら、10億円超をかけてホテル設備や客室などを改装する。ホテル部門などで100人弱いる現在の従業員の雇用についても継続する方針。