広島空港、旅行商品を共同開発へ DMOと協定
広島空港を運営する広島国際空港(広島県三原市)は、観光地域づくり法人(DMO)の空・道・港(同市)とパートナーシップ協定を結んだ。空港を活用した旅行商品を拡充させるほか、国内外からの観光誘客に向けた受け入れ環境を整備する。空港や、その周辺地域への観光需要を創出することで地域の活性化に取り組む。
18日に協定締結式を開いた。両社共同で空港の制限区域内に入場できるツアーなどの観光コンテンツを開発する。空港では広島市など中心部からアクセスしにくい不便さが課題にもなっている。受け入れ環境を整えるため、新たな交通手段を確保するための調査も進める。
広島国際空港の中村康浩社長は「広島空港をより魅力的な施設・エリアにしていくとともに、瀬戸内・山陰エリアの魅力を発信し国内外からの観光誘客事業を具体的に進める」とコメントした。