大阪万博、シャトルバス予約で周辺観光も 関西MaaSで
2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の運営主体である日本国際博覧会協会(万博協会)と大阪府・市は29日、会場の人工島、夢洲(ゆめしま)へのシャトルバス予約システムの概要を公表した。関西の鉄道7社が連携する次世代移動サービスアプリ「KANSAI MaaS」と連動し、関西圏の観光モデルコースの提案や観光地のチケット購入の機能を持たせる。
シャトルバスはJR大阪駅や新大阪駅など10駅を発着場とし、来場者は専用のアプリ上で日時指定乗車券を予約する。予約はリアルタイムで運行状況が確認でき、当日でもキャンセルが可能。今年10月から万博の入場予約と合わせて使えるようにする予定だ。
万博協会の淡中泰雄交通部長は「万博に来てすぐ帰るのではなく、関西の観光スポットを巡って楽しんでいただくのが一つの目標だ」と広域での経済効果の波及に意欲を示した。
2025年に開催される大阪・関西万博のニュースや特集をまとめました。参加国やパビリオン、地元の動きなど最新情報をお伝えします。
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