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JALが「ドローン」運航会社、奄美大島周辺の離島に食材や医薬品…配送料は1回100円

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荷物を積んで出発するドローン(29日、鹿児島県瀬戸内町で)=園田隆一撮影
荷物を積んで出発するドローン(29日、鹿児島県瀬戸内町で)=園田隆一撮影

 日本航空は29日、鹿児島県・奄美大島の瀬戸内町との共同出資で小型無人機「ドローン」の運航会社を設立し、物流サービスを始めたと発表した。奄美大島から周辺の離島に月7便を飛ばして食材などを運び、島民の生活を支える。日航がドローンの運航会社を設立するのは初めて。

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 新会社「奄美アイランドドローン」には日航が3分の1以上を出資し、残りを同町が出資している。東京都内の日航本社からドローンを遠隔操縦して奄美大島と 与路よろ 島(人口約50人)、 うけ 島(同約90人)を結び、学校給食の食材や医薬品、新聞などを届ける。災害時の支援物資の輸送や空撮なども請け負う。配送料は1回100円で、当面は国の交付金で運営費を賄う。

 初日の29日午前には、医薬品など約5キロ・グラムの荷物を積んだ第1便が奄美大島南部の港から離陸。18キロ・メートル離れた与路島に約30分かけて到着した。

 日航は2年前から同町と配送の実証試験を行っており、データを蓄積して実用化にこぎ着けた。同町で記者会見した日航エアモビリティ創造部の村越仁部長は「ノウハウを生かし、他の離島や中山間地にも事業を広げたい」と話した。

 航空大手では、全日本空輸を傘下に持つANAホールディングスも、沖縄県などでドローンによる配送の実証実験を進めている。

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