アパ、富山市で新ブランドのホテル サウナ施設に注力
ホテル大手のアパグループ(東京・港)は22日、富山市内に「アパホテルステイ富山」を開業した。アパホテルステイは新しいブランドで、滞在中の食事やドリンク、館内施設利用料が宿泊費にあらかじめ含まれる「オールインクルーシブ型」とし、サウナ施設も充実させた。
地上13階建ての全274室で、既存のアパホテルをリニューアルした。サウナ利用を目的とした日帰りプランもある。設備面では一般的なサウナ室に加え、個室型も用意。外気浴と内気浴の両方のスペースも備えている。
アパグループは駅前や繁華街での出店を進めてきたが、同ホテルは富山駅から少し距離がある場所に立地する。元谷一志社長は「いわゆる『立地弱者』と呼ばれる独立系ホテルがアパホテルのブランドになる際、強みを生かしたいという要望が多かった。モデルケースをつくる必要があると判断し、オープンにつながった」と話した。
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