米ハイアット、純利益9割減 23年10〜12月
【ニューヨーク=弓真名】米ホテル大手ハイアット・ホテルズ・コーポレーションが23日発表した2023年10〜12月期決算は、純利益が前年同期比91%減の2600万ドル(約39億円)だった。前年同期に2億3500万ドルの一時的な利益を計上した反動が響いた。
売上高は4.5%増の16億6000万ドルだった。前年同期の5割増という大幅な伸びはなくなったものの、ハイアットはレジャーを含めた旅行需要が引き続き堅調だとしている。販売可能なホテル一部屋当たりの売上高(RevPAR)は9%上昇した。地域別では、アジア太平洋地域のRevPARが38%増と全体をけん引した。米国市場は3%増だった。
ハイアット幹部は23日の決算説明会で「24年の利益率は23年よりも緩やかに成長する」と話した。24年12月期通期の世界全体のRevPARは前期比3〜5%増になると見込む。
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