金谷ホテル観光と日光江戸村、鬼怒川温泉で夜観光プラン
鬼怒川温泉などでホテルを運営する金谷ホテル観光(東京・渋谷)と江戸ワンダーランド日光江戸村(栃木県日光市)は、2社連携の宿泊プランを発売した。通常は営業しない午後5時以降の日光江戸村を特別に開放し、夜までショーや体験イベントを行う。夕方以降の活気づくりが課題の鬼怒川温泉で、新たな旅行スタイルを探る。
第1弾は4月13〜14日の1泊2日。大人1人2万7390円からで、鬼怒川温泉ホテル(日光市)に宿泊する。ホテルからの送迎付きで、希望者は町人や忍者の衣装に着替えて夜8時ごろまで花魁(おいらん)道中ショーや花火などを楽しめる。
温泉地の宿泊客は夕食の時間に合わせて行動するため、夕方以降は館内にこもりがちだ。新プランでは夜も心置きなく遊べるよう、ホテルではビュッフェ形式の夕食を通常より1時間遅い午後10時まで提供する。
当日はホテルの全館貸し切りで送迎などのサービスに対応する。今回は初の試み。夕方以降の客の動きや要望を捉え、地域での夜間消費拡大を目指す。
関連企業・業界