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JR長崎駅(長崎市)の新駅ビルに入る米高級ホテル「長崎マリオットホテル」が16日、オープンした。マリオットホテルは九州初進出で、観光関係者らは、2022年に開業した西九州新幹線との相乗効果で、インバウンド(訪日外国人客)誘致や中心市街地の活性化につながると期待している。
ホテルはJR九州グループが運営。駅ビル7階から最上階の13階までに計207室を設け、「インペリアルスイート」(242平方メートル)を含む約7割にバルコニーが付く。長崎の夜景や新幹線「かもめ」が走る様子を望める部屋もある。
16日午前に開業式典が行われ、JR九州の古宮洋二社長は「長崎の海や山が見える絶好の場所。世界中の人たちに集まってもらいたい」とあいさつ。長崎県の大石賢吾知事は「洗練されたホスピタリティー(もてなし)を感じる。長崎のランドマークになることを期待している」と述べた。
駅ビルの1~4階と5階の一部には、86店舗を構える商業施設「アミュプラザ長崎新館」が昨年11月にオープンしている。