米ホテル事業拡大に意欲 NY初進出で西武HD会長
【ニューヨーク時事】「出店を目指していた世界の中心の大都市」。西武ホールディングスの後藤高志会長は12日、西武のホテル事業として初のニューヨーク進出を受け、「悲願」達成を感慨深げに顧みるとともに、さらなる米国の拠点拡大に意欲を示した。
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1日に西武のホテルブランド「プリンス」の名を盛り込み、新たなスタートを切ったのは「ザ・プリンス キタノ ニューヨーク」。著名人の宿泊でも知られ、ニューヨーク中心部で半世紀の歴史を誇る日系ホテル「キタノ」の運営を西武が受託した。
後藤会長はニューヨークでの開業イベントで「日本の『おもてなし』を発信できるチャンス」と、日本の観光活性化に貢献したいと強調。「米国はマーケットとして非常に魅力的」とも述べ、西海岸などの主要都市進出を視野に入れていると明かした。