ベトナム航空のA350
ベトナム航空のA350

 ベトナム航空が2024年に、出雲空港(出雲市斐川町沖洲)との間でチャーター便を運航する計画を立てていることが12日、分かった。ベトナムとのチャーター便は12年以来12年ぶりとなり、観光を中心に利用促進を図るとみられる。将来的な定期便化を目指し、島根県とベトナム航空などが13日に覚書・連携協定を交わす。


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 インバウンドによる地域経済の活性化に向け、出雲空港への国際定期便誘致を目指す県は、路線拡大につなげたい考え。就航の時期や便数などは今後、ベトナム航空や旅行代理店などと協議する。
 出雲空港発着の国際チャーター便を巡っては、2007年以降、韓国、中国、台湾、ベトナム、カンボジア、ホノルル(米国)、ロシアとの間で運航されてきた。ベトナムとの間では10年に2便、12年に2便を運航した。

 県はこのほか、台湾、タイ、香港、韓国、中国、フランスを重点地域として定め、路線就航の可能性を探っている。(白築昂)