大阪観光局、スペイン・カタルーニャ州と協定 相互送客
大阪観光局は22日、スペイン・カタルーニャ州政府観光局と相互送客を促す協定を締結したと発表した。脱炭素への取り組みやスポーツツーリズム、歴史・芸術といった各分野の魅力を大阪府とカタルーニャ州で互いに発信する。両地域間で著名なシェフを派遣し、互いの食文化を現地でPRすることも想定している。
大阪観光局は2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)の誘客や国際会議などの「MICE」誘致に関して、カタルーニャ州を欧州のなかでも重要な情報発信拠点と位置づける。同局の溝畑宏理事長は記者会見で「街の規模や文化などで大阪との共通点が多くある。それぞれが欧州とアジアで最も魅力のある街と言われるよう連携していく」と話した。
カタルーニャ州政府観光局・ゼネラルディレクターのナルシス・フェレル氏は「大阪の人々の懐の深さ、フレンドリーなところはカタルーニャと似ている。市民同士が積極的にコミュニケーションをとれる関係を構築していきたい」と語った。