米感謝祭控え「大移動」、コロナ禍以降で最多へ 欠航便も少なく

米感謝祭控え「大移動」、コロナ禍以降で最多へ 欠航便も少なく
米国で23日の感謝祭に向けて数百万人の「大移動」が始まった。今年はコロナ禍以降で最大のラッシュとなる見通し。22日、シカゴで撮影(2023年 ロイター/Vincent Alban)
[22日 ロイター] - 米国で22日、23日の感謝祭に向けて数百万人の「大移動」が始まった。今年はコロナ禍以降で最大のラッシュとなる見通し。天候も比較的落ち着いており、22日午後時点で航空便の欠航もさほど出ていないという。
米運輸保安局(TSA)によると、21日に米国内の空港でセキュリティーチェックを受けた乗客数は260万人と、感謝祭前(11月第4木曜日)の火曜日としては過去最高を記録。22日も一段の混雑が見込まれる。
航空業界団体エアラインズ・フォー・アメリカの予想では、17日から27日にかけて米航空会社の旅客は約2990万人と、感謝祭時期として過去最高を記録する見通しだ。昨年同期比で9%増え、新型コロナウイルスのパンデミック前の記録に比べても170万人多い水準となる。 もっと見る
米国自動車協会(AAA)によると、22━26日にかけ5540万人が車で自宅から80キロ以上離れた場所に移動する見通し。前年比では2.3%増で、AAAが統計を開始した2000年以降で3番目に高い水準だが、コロナ禍前の19年を依然下回っている。
21日に米東部の広い地域を見舞っていた豪雨や突風は22日に沖合に移動した。ただ、米国立気象局(NWS)によると、ニューハンプシャー州の一部では22日、最大15センチの降雪があり、ニューイングランド地方の一部では感謝祭に雪が降る「ホワイトサンクスギビング」となる可能性が高い。
西部ではロッキー山脈の北部および中部などが吹雪に見舞われており、22日夜から24日にかけて旅行者の足に影響する恐れがあるという。

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