大阪観光局、世界最大級の医療展示会誘致 万博会期中に
大阪観光局は3日、医療機器・ヘルスケア分野で世界最大級の国際展示会を誘致したと発表した。2025年6月25〜27日にインテックス大阪(大阪市)で「ジャパンヘルス」を開く。同時期に開催する国際博覧会(大阪・関西万博)との相乗効果を見込む。来場者は国内外の医師や研究者、企業関係者ら延べ5万人、出展者は約1000社を目指す。
英ロンドンに本社を置くイベント会社「インフォーマ マーケッツ」が主催する。再生医療や介護、デジタルヘルスに関する最先端の機器・ソフトウエアの出展、心臓病学やメンタルヘルスなどのセミナーを予定する。大手医療機器メーカーだけでなく、国内外のスタートアップや投資ファンド、研究機関などにも参加を呼びかける。26年以降も大阪で毎年開催する予定だ。
大阪府・市は医療・ヘルスケア分野を成長産業に位置づけており、大阪観光局がインフォーマに開催を打診した。これまで府内で開催してきた医療・ヘルスケア関連のイベントに比べて展示する製品・サービスが幅広く、参加者も多彩になる見通し。国際会議などの「MICE」は経済波及効果や地元産業への好影響などから、世界の各都市が誘致に力を入れている。
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