完了しました
9日に投開票が行われた大阪府知事・大阪市長の「大阪ダブル選」で、知事選での再選を果たした地域政党・大阪維新の会公認の吉村洋文さん(47)は、カジノを中核とした統合型リゾート(IR)の誘致について、「進めていくことに一定の民意を得たと思う。反対派の意見も聞きながらIR、国際観光拠点を大阪ベイエリアに作っていきたい」と記者会見で述べた。IRは非維新勢力が争点に据え、反対を打ち出していた。
また過去に2度、住民投票で否決された党の看板政策「大阪都構想」について、「現時点での予定はない」としつつ、「党として都構想の看板は下ろしていない。選挙を通じて、都構想をやってほしいという声が多かった。(任期の)4年間で何が起きるかわからない」と語り、3度目の挑戦に含みを持たせた。
都構想は、2011年以降の過去3回の大阪府知事選と大阪市長選の「大阪ダブル選」で、最大の争点となったが、維新は今回、公約に盛り込まなかった。