【業界へのメッセージ】エア・カナダ 日本支社長 伊藤正彰氏

  • 2020年10月7日(水)
伊藤氏

 既に10月に入りましたが、今年の始めに新型コロナウイルスが旅行業界、航空業界、世界経済、そして私たちの日々の生活にこれほど深刻な影響を及ぼすことを予想された方々がどれ程いたでしょうか?

 私は今年の年始のご挨拶でお会いした業務渡航系旅行会社の社長が、「中国の武漢でSARSと似た感染症が広がっているが、それが2003年のSARSのような深刻な事態にならないことを願っている」とおっしゃったことを鮮明に記憶しています。新型コロナウイルス感染症の拡大は、SARSを遥かに超える我々がこれまでに経験したことのない過酷な試練を与えています。

 エア・カナダは10月2日から成田/トロント便を週3便で運航を開始し、成田/バンクーバー便の週4便と合わせて成田からバンクーバーまたはトロントの何れかに毎日便を運航しています。残念ながら、カナダの国境は10月31日までの閉鎖が決定しており、現在は成田を経由してアジアへ乗り継ぐお客様のご利用が中心です。今後は日本への再入国の規制が緩和された在留資格を有する外国人の渡航や日本に中長期で滞在する外国人出張者や留学生、そしてカナダのビザを有する日本人留学生や業務渡航のお客様によるご利用が少しずつ増えてくることを期待しております。

 安全衛生対策では、いち早く5月より「Air Canada CleanCare+」を実施しております。お客様に安心と安全をご提供することは最優先であり、出発空港での搭乗手続きから到着空港での手荷物の受け取りまで、社員が一丸となって感染防止に向けた最善の努力を続けています。

 またMcMaster Health Labs(MHL)とGreater Toronto Airport Authority(GTAA)と共同で9月3日から10月半ばまで、トロント国際空港に到着する国際線旅客の協力によりに自主的なPCR検査をおこなっています。この検査は、お客様の協力のもと到着から14日間に計3回おこなわれます。現在実施されている到着後14日間の自己隔離や出入国制限を科学的根拠に基づいて検証し、カナダ政府による新たなルール作りの一助となることを目指しています。

 新型コロナウイルス感染症の拡大は我々の仕事の仕方をも大きく変えてしまいました。在宅勤務、そしてZoom、Teamsなどを利用したウェブ会議が一般的になった今、旅行・航空業界も他業種と同様に商品流通やお客様の購買スタイルの変化に対応することが急務となっています。デジタル化は、これまでの販売手法とのハイブリッド化によって売り易さと買い易さを進めるチャンスでもあります。また、「ニューノーマル」の下で新たな海外旅行のスタンダードづくりも急がれます。

 海外旅行の需要回復にはもう少し時間がかかりそうですが、この期間にこそ業務渡航も含めた海外旅行のニーズの多様化、デジタル化、業務の効率化、そして様々な変化への対応を進める必要があると考えています。ヴァーチャルでは旅先の思い出を作ることは出来ません。ウェブ会議では、微妙なニュアンスや空気の変化を読み取ることは困難です。しかし、ヴァーチャルとリアルの融合が「ニューノーマル」による海外旅行復活のキーワードとなりそうです。「ピンチをチャンスへ!」エア・カナダは旅行会社の皆様と共に海外旅行の需要回復に向けた様々な取り組みを進めて参ります。

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