アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、「新型コロナウイルス」の影響について‐続報 (5/12の状況)

  • 2020年5月13日

全世界的に感染が拡大している「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島及びグリーンランドの状況をお知らせいたします。

■ アイスランドの状況

アイスランド国内の感染者は、現地時間昨日2020年5月12日時点で15名、国立大学病院に入院している人は1名となり、残りの14名が自宅隔離で療養中です。

前日同様、入院者の中で集中治療室や人工呼吸器利用の患者は0名で、5日連続で新規感染者が発生しておりません。

また、感染の疑いのある検疫中の人は、現在697名で自宅等で経過観察中です。

これまで回復した人は累計1,776名で、全人口の15%が検査済みです。

死亡者数は計10名のままです。

このまま収束の状況が続けば、6月15日より入国・検疫制限を大幅に緩和する旨、カトリン首相が発表しております。

具体的には、現在の14日間の検疫、到着時のPCR検査、健康証明書の提出の3つの選択肢とCOVID19追跡アプリのダウンロードと利用を踏まえ、アイスランドでの旅行が再開される予定です。

また、さらに予想よりも収束が加速した場合には、上記制約も前倒しで解除される予定です。

■ フェロー諸島の状況

現在の感染者数、自宅で検疫中の人数ともに0名のままです。

これまでの感染者数累計は187名、死亡者数の累計も0名です。

これまで検査を受けた累計数は8,554名で、全人口の16.8%が検査済みです。

アトランティック航空のCEOが「5月31日付で約90人を解雇する」とのコメントを発表しております。

アトランティック航空は、5月12日のヴォーアル空港~コペンハーゲン空港間を含めた計8便の運航をキャンセルしております。

なお、6月30日までは、入国後14日間の検疫下の経過観察が継続される予定です。

■ グリーンランド

昨日同様 現在の感染者は0名で、これまでの死亡者も0名です。38日連続新たな感染者が出ておりません。

グリーンランド自治政府は、4月25日(土)からの措置として下記声明を発表しております。

* 移動: 飛行機、船を含めた国内の移動が可能。バスは座席数までの乗車が可能。

* 集会: 場所のCAPA=収容人数の半分以下の集会であれば可能。

* 運動: 従来通り、スポーツセンターや屋外でのスポーツは可能。

* 飲食: 店の収容人数の半分までなら、レストラン、カフェ、バーの営業が可能。

なお、旅行者のグリーンランドへの入国は6月01日まで不可となります。

デンマークは当面の間としていた、国境封鎖と外国人の入国制限を5月末日まで延長しておりますが、フレデリクセン首相は、今後さらに検査・追跡・隔離を徹底する旨を宣言しております。

羽田からコペンハーゲンまで運航するスカンジナビア航空便の運航の詳細や乗り継ぎの可否については、スカンジナビア航空、または駐日デンマーク大使館にて最新情報をご確認ください。

以上、ご注意ください。

情報提供:株式会社ヴァイキング日本海外ツアーオペレーター協会