ニュージーランド、「新型コロナウイルス」感染拡大の影響 (警戒レベルの引き下げについて)

  • 2020年5月12日

ニュージーランドでは、今週木曜2020年5月14日から緊急事態レベルを2に下げることが昨日発表されました。これを受け、5月14日からほとんどのビジネスが再開されます。移動も自由で国内旅行も出来ます。

また、5月18日より学校が再スタート、5月21日よりバー等がオープンいたします。

レストラン等に関しては3Sを守っての運営となります。

** 3S: seated service / social distancing / single servers

 (お客同士の間隔を十分に空け、給仕は同じ人が行い、着席のみのサービス。)

テイクアウトに関しては、緊急事態レベルが3に下がった時点から再開されています。

なお、緊急事態レベルが2に下がっても、10名以上の集まりは未だ不可となります。

上記状況を見た上で、2週間後に再検討後、更新される予定です。

以上、ニュージーランドの緊急事態レベルの引き下げについてお知らせいたします。

なお、以下に在オークランド日本国総領事館発出情報をお知らせいたしますので、あわせてご確認ください。


新型コロナウイルスに関する注意喚起

警戒レベル2の内容

5月11日、NZ政府は、新型コロナウイルスに関する4段階の警戒システム(COVID-19 Alert System)のレベルを、5月14日(木)より「レベル2」へ引き下げると発表しました。

新型コロナウイルスの各種対応のため、現在、当館の領事窓口対応は事前予約制となっています。「レベル2」は14日(木)からですが、引き続きソーシャルディスタンスの維持が求められるため、しばらくの間は領事窓口の予約制を継続します。

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レベル2における行動制限等について、NZ政府が述べている内容の概要は、以下のとおりです。

* NZ政府のコロナ専用サイト

 https://covid19.govt.nz/alert-system/alert-level-2/

* 11日アーデーン首相のレベル2に関するスピーチ

 https://www.beehive.govt.nz/speech/level-2-announcement

1. 安全な行動を(Play it safe)

・COVID-19はまだ存在しています。安全に行動しましょう。

・公共の場では、他の人から距離を保ちましょう。

・体調不良時は外出を控えましょう。

・風邪やインフルエンザの症状がある場合は、医師またはヘルスラインに電話して検査を受けましょう。

・手を洗いましょう。

・くしゃみや咳をする際は、肘で口元を覆いましょう。

・自己隔離を指示された場合は、すぐに従いましょう。

・どこに行ったか、誰に会ったかを記録しましょう。

(11日の記者会見で、アーデーン首相は、マスクの着用は強制しないと述べています。)

2. 生活

・安全に運営可能なビジネスは再開できます。

・学校等を再開することができます。(18日以降)

・地域(region)をまたいで移動できます。

・結婚式や葬儀等の集まりには、最大10人まで参加できます。

・親しい友人や家族とは、10人以下のグループで安全に交流することができます。

・地元のレストランやカフェ等に行くことができます。

 但し、これらの施設は、きちんと他の人から距離をとることが求められています。

・バーやナイトクラブの営業再開は原則5月21日以降です。

・10人以下であれば、通常のレクリエーション活動を再開できます。

3. レベル2でのCOVID-19抑止対策

・他の人との物理的な距離を保つことが求められます。

・厳格な国境管理は継続されます。

・広範囲なPCR検査が継続されます。

・体調不良者及びその濃厚接触者に対し、自己隔離が求められます。

・小規模かつ管理された集会のみ許可されます。

4. 個人の行動

・公共の場所では、他の人から距離を保ってください(できれば2メートル)。

・カフェ、教会、集会、レストラン等では、他のグループから1メートルの距離を保ってください。

・公園やショッピングモール、散歩中に知らない人に近づく際は、特に注意してください。

 (万が一の場合、接触者の特定が困難であるため)

5. 集会、イベント等

友人や家族を家に招き入れることができますが、人数は10人以下、時間は2時間以内です。

家以外の場所における集会(結婚式、葬儀、家族イベント等)も、10人以下、2時間以内と

されており、参加者を記録する必要があります。

博物館、図書館、映画館、マーケット等の公共施設が再開できます。

いずれの施設も、人と人との間の物理的距離をとることが求められています。

スポーツ・レクリエーション施設は、参加者グループを1メートル離すこと、

10人を超えるグループがないこと、スタッフを除く利用者が100人を超えないこと

などが求められます。

6. 運動、スポーツ、レクリエーション

レベル3で禁止されていた以下のアクティビティが可能になります。

また、ラグビーやネットボールのプロリーグも再開できます。

・保護区域(public conservation land)における狩猟等

・公共プールでの水泳

・ジム

・ボート等のウォータースポーツ

7. 職場とビジネス

ビジネスの現場では、以下の要件を満たす必要があります。

・敷地内に入る全ての顧客等を適切に記録すること。

・顧客グループの間に1メートルの距離を保持すること。

 顧客の記録ができない場合は2メートルの距離を保つこと。

・顧客グループは10人以下とし、応対時間は2時間以内とすること。

カフェやレストラン、バーのほか、ハードウェア、ガーデニング用品、衣料品、精肉、パン、

魚介類の販売店も再開できます(バーやナイトクラブの営業再開は原則5月21日以降)。

美容院や訪問サービス等、特に密接な接触を伴う事業については、以下の条件が求められます。

・接触者を追跡できる確固たるシステムを導入すること。

・適切な衛生措置を維持すること。

・接触を必要最小限に抑えること。

8. 移動、交通

国内移動が可能となりますが、どの移動サービスを利用したか、誰と接触したかを記録する

必要があります。

他のグループからは距離を保ち、目的地以外への立ち寄りは、最少限に抑えなければなりません。

公共交通機関の利用は自分で制限するか、混雑時を避けて利用するようにしましょう。

また、飛行機その他の交通機関を利用する場合は、運航者の指示に従ってください。

9. 教育

幼児教育サービス、学校、高等教育施設は再開可能です。

〔詳細〕

* 在オークランド日本国総領事館>

 https://www.auckland.nz.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html(日本語)

 https://www.auckland.nz.emb-japan.go.jp/itpr_en/visa.html(英語)

* 在ニュージーランド日本国大使館

 https://www.nz.emb-japan.go.jp/itpr_ja/corona_vrs_j.html(日本語)

 https://www.nz.emb-japan.go.jp/itpr_en/corona_vrs.html(英語)

 https://www.facebook.com/JICC.NZ(フェイスブック)

情報提供:株式会社アイディツアーズ サウスパシフィック日本海外ツアーオペレーター協会