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アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、「新型コロナウイルス」の影響について‐続報 (3/26の状況)

  • 2020年3月26日

全世界的に感染が拡大している「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島及びグリーンランドの状況をお知らせいたします。

■ アイスランドの状況

アイスランド国内の感染者は本日2020年3月26日時点で737名、9,013名が検疫中、15名が国立病院に入院中、死亡者は2名、回復した人は68名です。

当初より、アイスランドでは1日1,000名単位で検査を行い、軽症者の自宅隔離・療養と情報の開示を徹底してきたこともあり、欧州の中でも感染拡大率が比較的抑制されており、現在も外出禁止令は出ておりません。

先週より医療スタッフの中からも感染者も出ていることから、元医療スタッフや退職したスタッフ、医療関係の学生など700名弱が、いつでも稼働できるよう登録が進んでおります。

ここアイスランドは島国で、インバウンドの観光が外貨を稼ぐ最大の輸出産業であることから、国を挙げて「新型コロナウイルス」の制御とインバウンド・ツーリズムの再開に向け、各種取り組みを実行しております。

■ フェロー諸島の状況

感染者は132名。38名が回復しております。

現在も入国後14日間検疫下の経過観察が継続されております。

一方、3月12日からの首相の指示により、学校・教育機関のクローズ、病院・老人ホームへの訪問・面会自粛、公務員・民間企業の在宅勤務推奨、100名以上のイベント・集会の禁止が徹底されており、効果が出ている状況です。

アトランティック航空は、3月25日よりコペンハーゲンとの間に2便を運航いたしました。

■ グリーンランド

感染者が1名増え6名となりました。全員首都ヌーク在住者です。既に2名が回復しております。

Air Greenlandの国際線・国内線は、4月03(金)まで運休の予定で、この間、グリーンランドへの入国は不可となります。

現在、Air Greenlandの国内線も運休していることから、グリーンランド内に留め置かれた約60名に対し、各自治体が宿泊や食事を提供するよう、グリーンランド自治政府が指示を出しております。

なお、日本からコペンハーゲンまでのスカンジナビア航空便の運航や乗り継ぎの可否については、スカンジナビア航空、またはデンマーク大使館にて、最新情報をご確認ください。

以上、ご注意ください。

情報提供:株式会社ヴァイキング日本海外ツアーオペレーター協会