ANA旅客数は記録更新、JALは微減-日系2社の19年国際線比較

  • 2020年2月9日(日)

 全日空(NH)と日本航空(JL)がこのほど発表した2019年の国際線運航実績によると、2社の旅客数の合計は前年比0.1%減の1920万9332人となり、2000年以来18年ぶりに最高記録を更新した前年をわずかに下回った。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は3.8%増、旅客輸送量を表す有償座席キロ(RPK)は2.8%増で、利用率は0.7ポイント減の78.5%だった。

 このうちNHの旅客数は0.4%増の1018万4465人で、初の1000万人超となった前年に続き最高記録を更新。ASKは4.9%増、RPKは4.4%増で、利用率は0.4ポイント減の76.7%だった。一方、JLの旅客数は0.7%減の902万4867人で、ASKは2.3%増、RPKは1.0%増、利用率は1.0ポイント減の80.7%だった。前年に続き、旅客数はNHが、利用率はJLが上回った。

日系2社
2019年 国際線運航実績

全日空日本航空合計
旅客数(人)10,184,4659,024,86719,209,332
前年比100.4%99.3%99.9%
旅客輸送量
(千キロ)
52,980,64044,790,64297,771,282
前年比104.4%101.0%102.8%
座席供給量
(千キロ)
69,071,17755,495,870124,567,047
前年比104.9%102.3%103.8%
利用率76.7%80.7%78.5%
前年比-0.4pts-1.0pts-0.7pts
*1 一部に他社によるJL運航便の販売分を含む
*2 一部数値・前年比は推計値の可能性あり

 方面別の旅客数については、NHは「北米・ホノルル」と「欧州」が前年を上回り、人数が最も多い「アジア・オセアニア」は、他社の供給増による中国路線の利用者減などにより下回った。伸び率が最も高かったのはA380型機を投入した「北米・ホノルル」で、9.0%増の238万4887人。利用率とその伸びも1位は「北米・ホノルル」で、2.4ポイント増の78.8%だった。

全日空 2019年 国際線運航実績

方面旅客数前年比RPK
(千キロ)
前年比ASK
(千キロ)
前年比利用率前年比
北米・ホノルル2,384,887109.0%20,653,440107.8%26,199,029104.5%78.8%+2.4pts
欧州953,025108.3%8,991,995107.9%11,697,223112.8%76.9%-3.5pts
アジア・オセアニア6,846,55396.7%23,335,209100.4%31,174,927102.6%74.9%-1.7pts
合計10,184,465100.4%52,980,640104.4%69,071,177104.9%76.7%-0.4pts

 JLの方面別旅客数は、「米大陸」「欧州」「オセアニア」と遠距離方面が増加したほか、2国間関係が悪化している「韓国」も前年を上回った。旅客数が最も多い「東南アジア」は香港でのデモの影響などにより1.1%減の344万1434人。伸び率が最も高かったのは、成田/シアトル線の開設などが寄与した「米大陸」で9.8%増の143万341人だった。利用率が最も高かったのは「欧州」で2.5ポイント減の82.3%。利用率の伸び率の1位は「米大陸で」で1.0ポイント増の81.7%だった。「韓国」は旅客数が増えたものの、ASKが2桁増だったことから利用率は10.6ポイント減の74.6%で最下位だった。

日本航空 2019年 国際線運航実績

方面旅客数前年比RPK
(千キロ)
前年比ASK
(千キロ)
前年比利用率前年比
米大陸1,430,341109.8%13,515,559108.8%16,549,039107.5%81.7%+1.0pts
欧州741,434100.4%6,596,09999.2%8,015,914102.2%82.3%-2.5pts
東南アジア3,441,43498.9%13,276,73199.5%16,515,735101.6%80.4%-1.7pts
オセアニア216,779102.0%1,728,983102.3%2,123,324101.1%81.4%+0.9pts
ハワイ・グアム1,095,17891.4%6,189,20892.6%7,776,22492.0%79.6%+0.5pts
韓国599,304101.1%685,071101.2%918,136115.6%74.6%-10.6pts
中国1,498,15796.3%2,796,22797.4%3,594,759105.9%77.8%-6.8pts
合計9,024,86799.3%44,790,642101.0%55,495,870102.3%80.7%-1.0pts
*1 一部に他社によるJL運航便の販売分を含む
*2 一部数値・前年比は推計値の可能性あり

国内線の合計は2.5%増、利用率は0.8pt増

 2社の国内線の旅客数の合計は2.5%増の7611万411人だった。ASKは1.7%増、RPKは2.9%増で、利用率は0.8ポイント増の71.4%だった。このうちNHは旅客数が2.2%増の4056万4747人、ASKは1.8%増、RPKは2.5%増、利用率は0.5ポイント増の70.0%。JLは旅客数が2.9%増の3554万5664人で、ASKは1.5%増、RPKは3.3%増、利用率は1.3ポイント増の73.4%だった。国際線と同様に旅客数はNHが、利用率はJLが上回った。

日系航空会社2社
2019年 国内線運航実績

全日空日本航空合計
旅客数(人)40,564,74735,545,66476,110,411
前年比102.2%102.9%102.5%
旅客輸送量
(千キロ)
37,468,12426,822,97264,291,096
前年比102.5%103.3%102.9%
座席供給量
(千キロ)
53,555,48836,539,40390,094,891
前年比101.8%101.5%101.7%
利用率70.0%73.4%71.4%
前年比+0.5pts+1.3pts+0.8pts
※一部数値に僅かな誤差の可能性あり

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