オーストラリア シドニー郊外、ブルーマウンテンズ地区にて発生している「山火事」に伴う影響‐続報 (12/23の状況)

  • 2019年12月23日

シドニー郊外・ブルーマウンテンズ地区、一般旅行者が多く訪れるカトゥーンバ近くのRuined Castle(ルーインド・キャッスル)にて発生している山火事(ブッシュファイヤー)の現在の状況をお知らせいたします。

■ ブルーマウンテン地区の状況

旅行者が訪れる展望ポイントの多くは国立公園外にありますが、その国立公園外を管轄するブルーマウンテン地区評議会は、現地時間本日2019年12月23日(月)もエコーポイントを除くすべての展望台、保護区の閉鎖を決定しております。

一方、ブルーマウンテンの代表的な展望台であり、最も多くの旅行者が訪れるエコーポイントはオープンしております。ブッシュウォーキング等で訪れるブルーマウンテン国立公園の内部の散策路の多くは、ブルーマウンテン国立公園管理事務所により閉鎖されています。

現在懸念されているのは、カトゥーンバの北方向「グロースバレー」(Grose Valley)で発生している山火事です。シドニー市内とブルーマウンテン地区を結ぶ幹線道路、グレートサザンハイウェイ(A32号線)は、このグロースバレーで発生している山火事の影響により、12月21日、シドニー市内からみて先、カトゥーンバとハートレイ間が一時的に通行止めとなりました。

12月22日には通行止めが解除されておりますが、徐々に火事は南下しており、再度同区間が通行止めとなる可能性があります。シドニー市内からみてカトゥーンバ、ルーラから先の区間であることから、現時点ではシドニー市内からカトゥーンバ、ルーラ地区へのアクセスの心配はありません。

12月23日よりジェノランケーブのツアーを除き、各社のブルーマウンテンのツアーは再開されております。

■ シーニックワールドの状況

シーニックワールドのスカイウェイ、レイルウェイ、ケーブルウェイは、全て運行されております。

12月21日(土)時点では、ボードウォーク10分コース、スカイウェイのイースト・ステーションは閉鎖となり、全乗り物は往復のみ乗車可能となっておりましたが、12月22日(日)にはそのどちらも再開され、通常通り3種類とも片道での乗車が可能となっております。

■ ジェノランケーブの状況

ジェノランケーブは、12月19日(木)~2020年1月03日(金)まで、鍾乳洞ツアー、ホテル、レストラン等の営業を取りやめ、施設の閉鎖を決定いたしました。

ジェノランケーブへアクセスするための道路は、ニューサウスウェールズ州交通局により閉鎖され、ジェノランケーブを訪れる全てのツアーも1月03日まで催行中止が決定しております。

■ シドニー市内の状況

先週12月19日(木)に悪化したシドニー市内の大気の状態は、週末にかけて改善し、良い状態となっております。シドニー市内のPM2.5の数値は、本日12月23日(月) 朝の時点で57と「良い」(Good)となっております。

現在当該地域にご滞在中、また近日中に訪問予定の方は、引き続き最新情報に十分ご注意ください。

★ 参考:

* オーストラリア気象局(BOM) 公式Twitter

 https://twitter.com/BOM_NSW

* シドニー近郊の山火事発生状況

 https://www.rfs.nsw.gov.au/fire-information/fires-near-me

* シドニー近郊交通規制状況

 https://www.livetraffic.com/desktop.html

* ブルーマウンテン・ガゼット

 https://www.bluemountainsgazette.com.au/

* ブルーマウンテン地区村議会

 https://www.bmcc.nsw.gov.au/

情報提供:株式会社トランスオービット日本海外ツアーオペレーター協会