ドイツ、LINEトラベルjpでツアー提案、チャットボット活用

  • 2019年12月2日

チャットのイメージ  ドイツ観光局はこのほどLINE公式アカウントにおいて、東京都のwevnalが提供するチャットボットサービス「BOTCHAN」を活用した対話による旅行商品・情報の提案サービスを開始した。ここ数年横這いが続く日本人旅行者数の増加に向けた取り組みで、従来のウェブサイトやダイレクトメールなどによる一方通行の情報発信に加えて、双方向のコミュニケーションよって踏み込んだアプローチをすることがねらい。「LINEトラベルjp」は昨秋に「BOTCHAN」を導入している。

 ユーザーはドイツ観光局のLINE公式アカウントと友だちになり、チャットボットから出題される5つの簡単な質問に答えることで、趣味や嗜好に応じた観光情報やツアー商品の提案を受けられるようになる。そのほか「LINEトラベルjp」のウェブサイト版に遷移して、「トラベルナビゲーター」による寄稿記事からツアーを探すことも可能。

 ドイツ観光局によれば、日本事務所のLINE公式アカウントはこれまでに1万人超の友だち、Twitterの公式アカウントは10万人のフォロワーを獲得。既に「一方的な情報の拡散という点では成功」しているものの、チャットボットなどによる対話型のインターフェイスを活用した経験はなかったため、今回の取り組みにより「より送客に結びつく効果」を期待しているという。なお、今回の取り組みは他の市場に先駆けて試行するもので、日本以外ではインドで、Facebookメッセンジャーを使用して実施するという。

※訂正案内(編集部 2019年12月3日14時20分)
訂正箇所:第1段落第1文
誤:「LINEトラベルjp」のアプリ版

正:LINE公式アカウント
お詫びして訂正いたします。