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エアアジア、ウェブサイトで他社便の提供開始、Kiwi.comと提携

  • 2019年11月18日

 エアアジアグループはこのほど、同社ウェブサイトのairasia.comにおいて、他社便の提供を開始した。OTAのKiwi.comとの提携により、100社以上の航空会社のフライトを取り扱うもので、同社グループが現在ネットワークを展開していない欧州や米大陸などへ便も提供する。同社グループがめざす「アジア太平洋地域における旅行およびライフスタイルサービスのプロバイダーへの変革」の一環という。

 グループCEOのトニー・フェルナンデス氏は発表に際し、「2001年に創業した時に、競合他社のフライトを販売するなど想像できなかった」とコメント。その上で「私が学んだことの1つに『不可能なことはない』ということがある。Kiwi.comとの提携により我々は自分自身を改革する」と述べている。

 なお、エアアジア・ジャパン(DJ)によれば現時点で同サービスは、マレーシアやタイなど一部の市場向けに実施。例えば出発地として「クアラルンプール-KLIA」を選択すると、到着地としてイスタンブールやバルセロナなど7都市が表示され、往復路の出発日を選んで検索すると、エアアジアなどLCCの運賃は表示されず、FSC各社の運賃が表示される。ちなみに日本路線は当面、対象に含まれないという。

 提携先のKiwi.comはチェコに本社を置くOTA。独自のアルゴリズムで、協業関係にないFSCとLCCの最適な乗り継ぎを提示するサービス「バーチャル・インターライニング」で知られている。