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「アクセス廃業」の衝撃、インフィニの方針は?-植村社長インタビュー

「10年後も存続」断言
4つの戦略で和製GDSの強み打ち出す

植村氏

長らく日本の航空券流通を支えてきた和製GDSの両雄、インフィニとアクセス。ライバルの廃業が発表された今、インフィニの動向に業界の注目が集まる。「インフィニは10年後もなくならない」と断言するインフィニ・トラベル・インフォメーション代表取締役社長の植村公夫氏に、グローバル化が進むGDSビジネスの現状に対する見解とインフィニの今後の戦略について聞いた。(聞き手:当社代表取締役社長 岡田直樹)

-アクセス国際ネットワークが21年3月をもってGDS業務を終了し会社を解散することを発表しましたが、第一報を聞いた際の感想を教えてください

植村公夫氏(以下敬称略) 「驚いた」というのが正直なところだ。アクセスは日本のGDSの先駆者であり、我々が目標として背中を見て、いつか追いつきたいと頑張ってきた存在だった。また和製GDSとして2社で切磋琢磨しつつ旅行業界の発展やアウトバウンドの拡大に取り組んできただけに、アクセスの解散は寂しくもある。

 3月に発表されたトラベルポートとの合弁会社設立が9月になって破談になったと伝えられた際も、アクセス自体がなくなろうとは思ってもみなかった。アクセスの解散は、株主である日本航空(JL)が、GDSが担う国際航空券の流通の役割から手を引くということでありその判断にも驚いた。

-アクセス廃業により、中長期的には和製GDSが淘汰されると予想する人もいます

植村 インフィニは10年後も和製GDSとしてサービス提供を続けている。ここではっきり断言しておきたい。

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