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エジプト航空、成田線を年末に週3便化-20年夏からB789投入

  • 2019年9月26日

ファラハト氏  エジプト航空(MS)はこのほど、都内で旅行会社向けのセミナーを開催し、現在は週2便で運航している成田/カイロ線を12月25日から週3便に増便することなどをアピールした。7月に日本・韓国支社長に就任したモハンマッド・ファラハト氏は冒頭の挨拶で、政情不安による需要減を理由に2013年7月から運休していた同路線が17年10月には週1便で復便したのち、需要回復により18年12月には週2便化して、ようやく今年末に週3便にまで回復することを説明。「ツアー造成における利便性が向上する」と期待を示した。

小萱氏によるプレゼンテーション  その後はMS旅客営業部課長の小萱雅彦氏が、増便の詳細について説明。12月25日から水曜日便を追加して週3便化することを紹介し、5日間や11日間など、ツアーの日程に関して選択肢が広がることを強調した。成田発便の発着時刻は現行便と同じで、21時30分に出発して翌日の4時30分に到着。カイロ発便は現行便と異なり、0時40分に出発して19時30分に到着する。使用機材はビジネスクラス49席、エコノミークラス296席、計345席のB777-300ER型機。

 あわせて小萱氏は、20年夏ダイヤからは成田線に、新たに導入するB787-9型機を投入することも説明した。ビジネスクラスは全席通路側のフルフラットシートとし、有料の機内WiFiなどを提供する。そのほか、機材については国内線で使用しているエンブラエル170型機を順次A220-300型機に入れ替え、国内線の混雑緩和をはかっていることも伝えた。1機あたりの座席数は約2倍に増えるという。

出席者による記念撮影  この日はそのほか、駐日エジプト大使のアイマン・アリ・カーメル氏が増便について祝意を示すとともに、旅行者増に向けた支援を続ける考えを説明。日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA)会員企業のバヒトラベルエージェンシーとサロンゴの2社は現地の最新情報を提供し、警備強化により観光地の安全が確保されていることや、来年にギザでオープンする「大エジプト博物館」、などの詳細について説明した。

 増便後の成田/カイロ線の運航スケジュールは以下の通り。

MS、成田/カイロ線運航スケジュール(12月25日~3月28日)

便名出発空港出発時間到着空港到着時間運航日
MS965便NRT21時30分CAI04時30分(翌日)・金・日
MS964便CAI00時40分NRT19時30分
MS964便CAI23時40分NRT18時25分(翌日)
MS964便CAI23時40分NRT18時30分(翌日)
※太字が増便分